手取り13万円の社会人が「上京大反対」の母親を説得した方法

 

茨城県の田舎から上京して3年が過ぎました。「まだ3年なんだ?」というくらい、東京の生活が染み付いています。

しかし、この「上京」までの道のりはとても長かったです。

母親との意見の食い違い

とにかくこれに尽きました。母親は、上京を妨げる大きな障害でした。

もともとなんでも決めて勝手に動いてしまうタイプの私ですが、それを母親はいつも「せめて相談してほしかった」と残念そうに言うのです。

私がこのようになった理由はちゃんとあります。

それは、母親に相談しても、ほとんど理解できずに「よくわからない」とおちゃらけて終わりにされてしまうか、「あなたのためを思っている」という理由で否定されるからです。

肯定されないと知っていると、説明する気が失せます。

でも、勝手に東京の会社に転職して引っ越すのではなく「せっかくなら納得してもらった上で上京したい」とやはり思っている自分がいました。

自分の中では大きな決断を、ポジティブに見送ってほしかったんです。

説得方法1:自分のビジョンを明確に伝える

当時は地方の広告代理店で働いていた私は、仕事のなかで行う「ライティング」「編集」作業が好きだと実感しました。文章で発信して、周りの人にポジティブな影響を与えたい!という希望のもと、転職を決意しました。

当時のビジョンは下記の通りです

★〜27歳:紙媒体の編集者として働く

身につける技術▶️ディレクション、ラフ切り、1冊をまわす指導力、取材、ライティング、編集、校正など

 

★28歳〜:フリーランス

強化するポイント▶️柔軟さ、フットワークの軽さ、探究心、コミュニケーション、楽しむ

 

これらを身につけるためには、当時の会社にいるだけではなにも進まないし、茨城を出ないとそういう企業がないことを伝えました。

説得方法2:貯金して、金銭的な問題をクリアする

上京にあたって金銭的な支援を受けると「いつまでも私が助けてあげないといけない」と支配下におかれるだけです。

私は上京に向けて3食ぜんぶ自炊して、1週間に1回だけスーパーで1000円以内で食材を買っていました。

それで1週間分をまかなっていました。節約に節約を重ねて、この日のためにお金を貯めていたのです。

 

ちなみにどれくらい貯めたのかというと(小声)

  • 手取り13万円(ボーナスなし)
  • 車持ち(ガソリン代バカにならないし、車検も自動車税もつらい)
  • 奨学金返済(月15,000円)あり
  • 一人暮らし(家賃5万円→途中で3万円のところに引っ越し)

という生活を2年ほど続けて、70万円くらいです。月最低3〜5万円を貯金するようにしていました。

 

おそらく外食は月に1〜2回、付き合いではなく心の底から好きな友達との約束のみに充てていました。

あとは3食全て自炊。お弁当を毎日夜のうちに作って、次の日出勤していました。

女性誌に「節約生活をしたい人にとって参考になる金銭管理術」として紹介されているどんな家計簿の例よりも、節約できていました。

説得方法3:感情的にならず、根拠をもとに説明する

感情に任せて話すほど建設的でなくなるため、冷静さを保って話すことに努めました。

しかし、相手が感情的になるともうどうにもなりませんね。

理解する、把握する作業ができなくなるのです。どうやら母親の心配なポイントはいくつかあるようでした。

  • 持病の喘息で苦しくなってもひとりでどうにかしなければいけない
  • 治安などが不安
  • 一度遠くに行ったらもう戻ってこないのではないか
  • 結婚して子供ができて、子供の具合が悪くなっても実家が遠いから大変

喘息は、自分でコントロールに努めるしかないので、その旨を伝えました。

治安は「田舎が抱えるイメージあるある」なので問題ないです。なんなら地元にも不審者出ますし、なにも変わらないです。ただ、住まいはセキュリティがしっかりしたところを選ぶと伝えました。

 

遠くに住んだら戻ってこないかもしれない…という点は、「わからない」と伝えました。

ふと30年後ぐらいに「戻りたい」と思うかもしれない、未来のことだからわからない…と。ただ、現時点では戻りたいとは思ってないと伝えました。

子供のことはですね、私はそもそも当時結婚を視野に入れた相手もいませんでしたし、そんな状況で「結婚」「子供」を考えてやりたいことを諦めるなんて無理でした。

説得方法4:「私とあなたは違う人だ」と認識してもらう

しかし、喘息のこと、「子供」や「結婚」のことなどは、

いくら説明しても「お母さんという存在が近くにあったほうがいい」「あなたのためを思って言っている」と言われるのです。

 

「全然わかんない」「なんでお母さんの話わかってくれないの?」「お母さんに反抗しようって気持ちでわざと言ってるんじゃないの?」とまで言われました。

私はシンプルに、自分が惹かれるジャンルで輝きたかっただけなのに。

だから、「それはあなたと私が他人だからだよ」と言いました。

血は繋がっているけど「同じ考えを持った人ではなく、まったく異なる性質をもった人間なんだ」と伝える意味で言いました。

説得方法5:父親(仲間)の助けを借りる

このように説明しましたが、あまりピンとこない母親。なんど話しても堂々巡りでさすがに私もつらくなって涙がでてきました。

すると、これまで黙って聞いていた父親が味方してくれました。

「考えなしに東京行きたいって言ってるわけじゃないんだから、少しは応援してやってもいいんじゃないか」と母親を説得しだしたんです。

「それで自分の考えが甘かったって気づくかもしれないし、失敗するかもしれないけど、いくら今言ったって無理だよ。経験しないとわからない。試しにやらせてみたらいいだろう」

「逆に、**(母親)の言った通りの人生を嫌々歩まれても嫌だろう?それに、いまどきやりたいことがない子供だっているのに、やりたいことがあるんだから応援してもいいじゃないか。」と。

 

理解されるための努力は無駄ではなかったんだとこのときようやく実感し、胸のモヤモヤがすっきりしました。(と同時に滝のように涙があふれてきました)

 

このようにして、徐々に母親は考えを少しは改めるようになりました。

しかし、今3年経ってわかるのは、「仕事を楽しんでいる自分を見せること」が最も効果的だということ。

 

「まぁ、あんたが選んだことを好きにやってるからいいけどさ」とようやく言われるようになりました。大反対されている10代の学生、20代の社会人のみなさん。親とあなたは違う人間です。違う人生を歩んでいいんです。

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