みなさんのなかに、田舎に興味を持っている人はいますか?
今回は以下のようなことを考えている人に向けて、記事を書いてみようと思います。
- いつか住んでみたいけど、実際どんな感じなのか気になる
- 田舎暮らしに憧れてる。でも、住んでみて感じるデメリットって何なんだろう?
それでは行きます。
田舎に対して持っている「イメージ」は本当?
私は田舎で仕事をしていました。
そして、地元の友人は現在も田舎で仕事をしています。だから、経験と、見聞きした情報を元に話していきますね。
イメージ1:田舎は仕事がない
まず、田舎は仕事がないのではないかという考え。
正直、ちょっと当たっています。
SEは全然仕事があるけれど、
- カメラマン
- 編集者
- ライター
- マーケター
あたりは、あまり需要がないかもしれません。
実際私が就きたかった「編集者」という職業は本当になくて、「営業」の仕事の中に編集者的な仕事がある程度でした。
- 営業
- 製造
- 研究(日立とか)
あたりはたくさんあるイメージがあります。
クリエイティブな仕事に就きたい人は、フリーランスでなければなかなか苦戦すると思います。
イメージ2:田舎に移住したら後悔する
田舎に移住すると、「満足するわけではない」という事実はあります。
実際、田舎に移住して後悔する人もいます。
私がフォローしている「ちゃちゃこ」さんも、田舎に引っ越してから「田舎が合わない」と感じて都市部に移動した人のひとりです。
書かないでおこうと思ったけど、やっぱり書いた!
— ちゃちゃこ@正直クソババアお母さん (@shinkontosa) April 3, 2019
書かなきゃ前に進めない!
我が家が1年9ヵ月で「田舎から脱出した理由」 https://t.co/h9ZLGLkTEQ
近所づきあいが密だったり、買い物や遊ぶところがワンパターン化していたりするので、その辺が合わない人は
「田舎に住まなければよかった」
と思うのだと思います。
そういう人は、家庭の事情や人間関係的に問題ないなら、後悔したら都市部に出戻れるといいですよね。
だから、もし田舎暮らしをする予定の人は「出戻りたい時がくるかもしれない」と思っておいてもいいかもしれません。
実際に暮らすと、イメージとのギャップって絶対にありますからね。
イメージ3:田舎の賃貸物件は安い
田舎の賃貸物件は安い。これは本当にそうです。
例えば東京だと、新築で50〜60m²の2LDKが安くて25万円、下手したら50万円くらいしますよね。
でも、私の地元だと6万円で住めます。
ありえません。
家賃が安いと毎月かかる「固定費」が下がる。田舎に住む利点のひとつともいえますね。
イメージ4:田舎に別荘を持つと楽しめる
都会の人が田舎に別荘を持つと、自然に囲まれた生活を楽しむことができるでしょう。
こちらの写真は、私の実家に咲いている花を撮ったもの


四季を感じることができるし、土のにおいも感じられて、「東京で忘れていた何か」を思い出すことができます。
でも、田舎は虫が多い。虫が嫌いな人は地獄です。
森がたくさんあるから花粉症の人にとって「杉の木でできた林」なんかは最悪ですよね。
とはいえ、別荘も都会と比べたら格安だと思いますので、いいところもあります。
田舎に移住する前に、予行練習的に別荘での暮らしを重ねてみるのもいいかもしれません。
田舎に対する疑問の「答え」が知りたい
疑問1:田舎暮らしって楽しい?

田舎暮らしは楽しいかどうか。それは以下に該当する人なら楽しめるのかもしれません。
- のんびりすることが幸せ
- 自然に囲まれて生活したい
- 周囲の人とコミュニケーションをたくさんとりたい
- 仲間と助け合うことが大事だ
- 物欲はあまりない
- せかせかした生活にうんざりしている
- 虫がものすごく嫌いではない
- 寒さや暑さを感じる生活には耐えられる
自然の魅力を存分に感じながら、心の余裕を持って、田舎暮らしを存分に楽しめることでしょう。

逆に、こういうことを考えている人は田舎暮らしが楽しめないかもしれません。まだ都会で暮らす方がいいでしょう。
- 仲のいい人も必要だけど「一定の無関心」は大事だ
- 新しいことをすばやくキャッチして生活したい
- イベントものにはフットワーク軽く参加したい
- 仕事は効率化が大事
- 不特定多数の人と、適度な距離を持って関わっていきたい
- 新しい服やコスメを見にいくのが好き
- 東京に、会いたい仲間がたくさんいる
つまり、人それぞれということです。
上記の項目を参考に、自分は田舎暮らしを楽しめる段階かどうか考えてみるといいと思います。
疑問2:田舎の近所づきあいに馴染める?
田舎に暮らすと欠かせない要素が「近所づきあい」です。これを避けて、その地域で生きていくのはほぼ無理でしょう。
近所づきあいに馴染めるかどうかについては、
- その地域のイベントに積極的に顔を出すかどうか
- 家の横を通った近所の人に、会釈などができるかどうか
- スーパーなどで会ったときに、自分から挨拶にいけるかどうか
がカギです。
これが絶対にできない人は、田舎暮らしをする計画をやめるか、移住者が多い「新しい街」への移住計画を立て直すほうがいいと思います。
田舎は閉鎖的なところが多いので、この点でスタートを間違えると、だいぶ冷たい扱いを受けてしまうかもしれません。
疑問3:田舎に転職したらどうなる?
私が田舎で働いていたとき、東京から転職してきた「出戻り組」が2人ほどいました。
その人たちは
- 東京の暮らしに疲れた
- 人間関係に疲れた
- 自分のキャリアより、家族との時間を大事にしたい
という人たちでした。
だから、そういう目的で転職してきた人はアリかもしれません。
でも、一人は「やっぱりバリバリと、やりがいのある会社で働きたい」とのことで、結局数年後に東京に戻ってきました。
ただ、どちらも田舎に戻って来て言うことは「田舎の仕事は楽勝」とのこと。
どうやら、田舎の人たちの働きぶりは「のんびりしていて、全然効率的じゃないから楽」らしいです。
だから、バリバリ働きたい人は「なんか手応え感じないな」と思うと思いますし、バリバリする生活に疲れた人は、心の余裕が生まれることになるかもしれませんよ!
疑問4:田舎生活のメリットって何?
これまで話したこと以外で、これからはメリットやデメリットを話してみようと思います。
まずはメリットから!
自分が育てたものを食べられる
これが田舎暮らしの醍醐味とも言えると思いますが、「自分で野菜などを育てられる」ことと、「育てた野菜を食べることができる」ことが大きなメリットだと思います。
これは、収穫した豆を乾燥させているところ。

こちらは、稲刈りが終わった田んぼです。

田んぼや畑ですくすくと育つ野菜などの成長を楽しみながら、愛情込めて育てた作物が食卓に並ぶ。
最高の贅沢だと思います。
これを、田舎の人々は日常的に行っているんです。田舎暮らしをすると、それを実現できるケースが多いと言えそうです。
都会にはないフォトジェニックな光景がある
こちらの写真をみてください。

こんな、自然に生まれた「フォトジェニックなスポット」…東京にはないですよね。
普通の民家の端っこに、こういう錆びれた自転車が置いてあって、誰も見向きもしないんですよ(笑)。
「何これ!」って思うようなフォトジェニックな光景に、たくさん出会えます。
- 大きく育ちすぎたきゅうり
- 新緑の木々が生い茂ったようす
- イチョウの綺麗なようす
- 芝焼きで燃え盛る道
など、ちょっと思い返しただけでたくさん出てきます。
野菜などが安く買える
上京した時にびっくりしたことのひとつですが、田舎は東京より本当に野菜などが安いんですよね。
頭の大きさくらいあるキャベツでも150円です。
他の野菜も、だいたい東京のスーパーで売られている価格と比べて、100〜200円くらい違うかもしれません。
連休でも混んでいない
GWに原宿駅に行ったことがありますが、人が多すぎて警備員が「整列」を促す呼びかけをしながら警備していました。
でも、田舎なら「混んでいる」とはいえ、原宿駅とか比べものにならないくらいのどかです。
近所の公園も、近くの娯楽施設も何時間待ち…みたいなことはないから、特にお子様連れの方々はとっても過ごしやすいと思いますよ!
疑問5:田舎生活のデメリットって何?
デメリットは、前述したことと少しかぶるかもしれません…!
いつも誰かに見られている
田舎は施設が少ないため、買い物などの選択肢も少ない。となると、出掛け先に知り合いがいることも珍しくありません。
というか、知り合いに会うことが普通です。
東京から田舎に引っ越してきて、コンビニでもスーパーでもレストランでも誰かに見られているということが耐えられない人はいるようです。
「昨日**にいたでしょ?」とか言われても「だからなに?いちゃいけないの?いちいち構わないで」となってしまう気持ち、ちょっとわかります。
都会人が田舎に訪れて「誰かに見られている」苦痛に耐えられないことがリアルに書かれているブログをこちらに紹介しておきますね。
参考程度にぜひ見てみてください。
田舎は車社会だから、外飲みができない
久々に帰省して思うのは、外に出掛けて飲まないということ。
やはり田舎は車社会だから、飲んでしまったら代行とかを呼ばないといけなくなります。
代行代もバカになりませんから、必然的に家飲みばかりになります。
つまり、友人と会うにも「飲もうよ」っていう言葉は、東京でいるときほどライトに言えない。
その反動からか、東京に帰ると「誰か飲もうよ〜!」と私はなってしまいます(笑)。
春は蝶、蜂。雨の日はカエル。秋はトンボが大量発生
先ほども、虫が苦手な人にとっては地獄だと話した、田舎の「虫」事情。
ある時は、いつのまにか家の屋根の下あたりにスズメバチの巣ができていて、それの駆除をしたり、業者に依頼したりしなければなりません。
雨の日はカエルが地面で潰れていることもあります。ちっちゃいカエルじゃなくて、Google Homeくらいのサイズの、あの大きいカエルとかもですよ?
そして、季語としても有名な「赤とんぼ」。秋に、気持ち悪いくらい大量発生します。
空をうじゃうじゃと飛び回るのです(笑)。
趣のある「一輪のコスモスにとまる、赤とんぼ」みたいな状況ではないですよ、リアルな田舎は。
赤とんぼは時々見られるけれど、あとは普通のトンボがうじゃうじゃいます。
あとはよくわからない、小さな虫がよく飛んでいます。
虫嫌いな人にとっては最悪の環境だと思いますよ!
まとめ:田舎暮らしが向いているかどうか考えよう
今回は、田舎暮らしの実際の話をいくつかピックアップして紹介しました。
田舎の生活を楽しめる人はどういう考えを持っている人か…という項目もあるので、その辺を参考にしながらぜひもう一度「田舎生活」「田舎への移住」を考えていただければと思います!
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