会社の中で、なんとなく「会社で浮かないように」と思って、周囲に合わせて行動してしまうことはありませんか?
外部の人との打ち合わせでも、辟易しながらも話を合わせてしまっていることってあるはずです。
そういうリアルな話をしつつ、本当に合わせる必要があるのかどうか、もう少し自分の性格を出してしまってもいいんじゃないか…ということを提案したいです。
同調圧力の例
会社を辞めた人は「悪」とする上司の話
とはいえ私も同調圧力には結構弱いです。
これまで働いた会社でも、同調圧力的な空気を感じることはありました。
過去に、「会社を辞めた奴らは脱落した人たち」みたいな考えをもっている人がいました。役職もついている人だったし、その人の一存で会議が進むところがあったのであまり反抗できない空気がありました。
でも、その人はその人で「自分が転職できなかったり、動き出す勇気がなかったりするからこの会社にいる」というようなことを話していたことがあります。
だから、たぶん辞めた人をディスることでしか自分を正当化できなかったのだと思います。
とはいえ、そういう人に同調する必要はないんですよね。
あまりリアクションしたくないけど、その空気に抗うことはできずに…私は「あ〜」とかいって、ちょっと微笑んでしまっていました。微笑んだことすら、今は後悔していますけど。
バレンタインデーのチョコをあげる風習
バレンタインデーでも、会社の男性にチョコをあげる習慣があり…ぜんぜんやりたい気持ちがないまま買い出しに出かけてお金を払っていました。
男性が多い職場だから、女性はけっこうお金がかかるし…給料もものすごく低かったので本当に「ストレス」。
でも、会社の同僚の中で最も勤続年数が長い女性が、一番下の私に「チョコをこれくらいの予算で買ってきて」と話し、みんなからのチョコとして渡すはずなのに…結局私一人に渡しに行かせるんです。
他の人も「毎年のことだから」という意識で、ちょっとめんどくさいと思いながらもお金を払うわけです。
「感謝に気持ちを表すチョコレート」のはずなのに、本来の意味を全くなしていないんですよね。
この「チョコを渡す」という同調圧力にはうんざりしていたのですが、私の代で終わりにできなかったことが悔やまれます。
同調圧力にはどうやって立ち向かう?
白い目で見られることは避けられない
同調圧力から抜け出して、自分が納得できることだけを行動したい気持ちってみなさん持っていると思います。
しかし、同調圧力に抗うことでも「ストレス」がかかります。なかなかストレスから抜け出せないんですね。
バレンタインのチョコレートについても
「私、そういうの不参加でお願いします」
と言ったらおそらく「え?なにこの人」と思われながらも「あっ…そうなんだ、わかった…」と返事をされて変な空気になるのです。
そして、がんばって買ってきてくれた人とか、これまでの伝統を踏襲してきた人たちはヒソヒソと悪口を言う。
ということが容易に想像できます。
定時に帰ることも同様に「なんだこいつ」と思われる
会社の社風的に「みんなでがむしゃらにがんばろう」といった「モチベーションでどうにかやっていくスタイル」の人たちが多いところでは、定時に帰ることにすらいい印象を持たれません。
なにかトラブルがあったときに「あいつはいっつも定時で帰ってるしね〜」なんて、全く関係ない「定時帰り」を引っ張りだしてなんくせをつけられるんです。
上記のようなことは、私もこれまでの会社で経験しています。
いつも定時で帰る人のことを「あの人はすぐ帰る」と陰で言う人がいたんです。
結局、ブレずに「屈さない」姿勢が大切
でも、「定時で帰りにくい」という空気をぶった切って帰る人は、ブレずにそれを続けていました。
白い目で見られてもそれを続け、いつのまにか「定時で帰る」ことが当たり前になる。
自ら「定時で帰ることが普通」という状況を作ったのです。
私は、そういう姿勢を見て、少しずつ同調圧力に流されない行動をするよう意識してみました。
最初に話した「会社を辞めた人を悪とする」人が、また同じようにニヤニヤしながら「退職者」をディスっていた時があったので
「へ〜、そうなんですか」と真顔であしらったり、「でもすごくポジティブな姿勢を持って辞めましたよね」「先日連絡とって会ったんですけど、今の会社をめちゃくちゃ楽しんでるみたいで、こっちまで嬉しくなっちゃいました」と、辞めた人を応援するような言葉を発したりしてみました。
そうすると、ちょっとうろたえながらもまた自分を正当化するために言葉を並べるので…あまりその人自身は変わらないんですけど、自分の気持ちとしてはだいぶ晴れやかになりますよ。
自分の気持ちを押し殺さないだけで、精神衛生上すごくいいと思います。
同調圧力のストレスと、それに抗うストレスどっちを選ぶ?
まとめると、同調圧力に流されることでもストレスはかかるし、同調圧力に抗うことでもストレスはかかる。
でも、同調圧力に合わせているとストレスがずっと続く。抗うと、いつかそのストレスから解放される可能性があるわけです。
自分はどっちを選んでいきたいか、みなさんも考えながら、自分を大事に生きていってほしいです。
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