GWを目前にして、新年度からの辛い日々を一旦癒そうとしている人も多いはずです。
憂鬱な毎日から離れることができるわけですから、最高ですよね。
でもやっぱり、そんな連休でごまかすんじゃなくて、本当にその仕事を続ける意味があるのかを考えたほうがいいんじゃないかと思います。
- 辞めたいけどダラダラ続けている
- 人手が足りなくて辞めにくい
といった人に、特に読んでいただきたいです。
しんどい仕事は「ずっと続けるべき」なのか
人ひとり辞めたって大丈夫
だいたい、ハードな中で仕事を続けている人って「辞めたいけど、私がいないと…」と責任を強く感じているように思えます。
悪く言えば、うぬぼれているとも言えます。
なぜこんなに強く言えるのかというと、昔の自分がそうだったからです。振り返ると「うぬぼれ」でしかなかったんです。
「私だからここまでできていた」と思っていたことも、実は外注したり流れの仕組みを変えたりすれば他の人でもできるんですよね。
だから、人ひとり減ったって大丈夫なわけです。
これまで経験した会社で、急に来なくなってそのまま消えた人とかいますけど…それでも意外とカバーして進めていけるものです。
でも、「私がいないと…」と思っていた当時は、辞めたいくせに「残って」とか「君がいないと大変なことになるよ」とかを言われたかったんですよね。自分がいなくても大丈夫だなんて、どこか信じたくなかったところがある。
だけど、現実を突きつけると「あなたがいなくても会社はまわっていく」ということです。
この言葉は、「すごい存在だと信じたかった『自分』は、全然そんなことない」と落胆させるかもしれないし、「もっと自由になっていんんだ」と背中を押す材料になるかもしれない。
その辺は、読んでいる方の心情次第なのでなにも言えないですけど、「辞めたい」と思っているならば、あまり自分を縛り付けず、一歩新たに踏み出してもいいのではないかと思います。
「続けると良いことがある」は今や現実的ではないかも
また、昔はよく「働き続けることで見えてくるものがあるよ」と言う人が多かったですよね。
なんなら
新人のくせになに甘いこと言ってんだよ
ぐらいのことを言って、部下からの相談をスルーする人もいたはずです。
でも、もうそういう考えが通ずる世界ではなくなってきている気がします。
なぜなら、続けていても、その上司のような未来しか見えないからです。果たしてそんな上司のようになりたいかというと、たいていの人は「NO」と答えるでしょう。
上司って、偉そうで楽に見えるのかもしれないけれど
結局部下のメンタルケアをしながら仕事の全体を見ている。なかなかストレスがかかります。
しんどい仕事を続けた先がそれだと思うと、やはり「続けることが大事」という理論はあんまり信用できないのです。
ただ、1年以内に辞めるのを2回繰り返すのはNG?
となると、仕事をしんどいと思ったらすぐ辞めて良いのかというと、そういうわけでもないようです。
私が取材した記事のなかで、未だに私も読み返しているところのを引用しておきます
鈴木さん:「3年続けろ」とまでは言わないけど、新卒で入社してから1年以内に辞めることを2回連続では繰り返さないほうがいいかなぁ。
辞めグセがついちゃうし、2回やると「ブラック社員履歴」を作ったことになる。
まつもとブラック社員履歴…?
鈴木さん:採用して赤字のまま退社してしまった履歴のことです。
実は1年目の新人って、教育研修などにお金がかかるからほぼ儲けにはつながらない存在なんです。4年目以降も在籍して、ようやく会社にとってプラスになるぐらいが平均値。
ということは、1年目で辞めた人は採用した会社にとって経営上の損失を出しているんです。これを1回だけに止まらず2回以上連続してやっている人は、どれだけ優秀でも採用されにくいよね。
まつもと「また辞めちゃうんだろうな」って思われますよね。
鈴木さん:たしかに、人間、間違いはあるし、就職も転職も失敗することはある。だから、どうしてもツラすぎる職場であれば1年目で辞めることを止めはしません。でも、次はちゃんと反省して考え抜いて仕事を選び、1年以上は続けてほしい。
これは、「何年やったら辞めてよし!」という決まった正解のあるお話ではなくて、雇われた会社に対して「利益」でちゃんと貢献をして一人前になってから辞めようね、ということです。
もし、1年もいたくなかったら、ほかでもやっていけるように実績を作ろう。それがないのに逃げ出したら、履歴書に何も書けなくなっちゃうし、今在籍している会社よりも良い会社からのオファーってなかなか来にくいから転職をしても損をする可能性が非常に高いです。
辞めたければ、次の仕事でステップアップできるように実績を作ってから辞めるようにしたほうがいいそうです。
それができれば1年経たなくても辞められる。
だから、しんどかったらデッドラインを決めて「この日までに結果出して辞めてやるぞ!」とモチベーションをあげて「退職」に向かっていくのがいいそうです。
まとめ
というわけで、本日は仕事がしんどくて辞めたい人に向けて、以下の3項目を書いてきました。
- 会社は、あなたがいなくてもまわっていく
- 嫌でも「働き続けることで報われる」…は信用できない
- 辞めたいなら、実績作ってから!
私は、「しんどくて辛い。辞めたい」と悩んでいる人には…
真面目に考えすぎず、今の仕事を手放して「心のゆとり」を掴むことを優先してもいいと思います。そして、まだ実績を作っていないのであれば「締切日」を心の中で設定して着々と進めていってほしいです。
コメントを残す