出版社がほかの出版社を敵対視している=本来の本質を忘れている

幻冬舎・箕輪厚介さんのこのツイートを見て、ふと思いました。

 

世の中で注目されているもの、読み手のことを考えた本は、変なライバル心や維持を超えて共有されるべきだと。

 

そして、変なライバル心は、本来の「本」を届ける目的と大きく外れている、と。

 

出版社勤務時代の、謎の「ライバル心」の実情

系列会社への敵対心の結果、殺し合うことに

私が勤務していた会社では、系列会社としての出版社が別でありました。

 

 

年ごとの売り上げも、最終的には2つの会社の数字を合算しています。

 

でも、特に勤務が5年以上経過している人たちは、お互いの会社をかなり敵対視していました。

 

発売する本のジャンルやテーマ、発売時期が被ってしまうこともしばしばありました。2社の風通しがよくないから、お互いに企画内容を内緒にして進行し、発売日がダダ被り。

 

同じような本が同時期に出てしまうから、売り上げを殺し合っていました。

 

 

秘密にしすぎて、効率的な会話ができない現象に

毒舌かもしれませんが、私はそんな低レベルな戦いをしたくないので…

系列会社に「被り防止」目的で連絡を入れたことが何度もあります。

 

でも、相手は敵対心を持っているので、全く会話が成り立ちませんでした。

 

 

まつもと
 こういう企画で◯月に本を出そうと思ってるんですけど、内容的に被ったら迷惑かけると思うので念のため確認したいです。Tさんもそういう企画を進行してますよね?
Tさん
あ~…そうですかね~そうでしたっけ~(はぐらかす)
まつもと
 え、◯月だからもう印刷所に連絡入れて、スケジュール確定してるんじゃないんですか?
Tさん
まぁそうですね~詳しくは知らないですけど

(担当者なのに…なぜ?そんなに教えたくないのか…)

まつもと
 こちらが後で考えた企画なので、内容がほとんど被っているならそちらにも迷惑かけるじゃないですか?

他にもフィーチャーすべき話題があるので、被ってるなら読者の需要を考えつつ再考したいです

Tさん
あ~そうなんですね
まつもと
 はい、こちらではAとBとCについて特集しようと思ってるんですけど、被ってます?
Tさん
いや~まぁ、どうにかなるんじゃないですかね?
まつもと
 うーん…被ってないってことですか?それとも切り口的に違うんですか?
Tさん
被ってるのもあるけど、まるっきり同じではない感じだった気がします
まつもと
 そうですか…ではこちらはAとBとCで行きますね
Tさん
まぁ、はい
まつもと
 ちなみに発売日は*日にしたいんですけど、もし被ってるなら、読者的に▲日もベストなタイミングだと思うので変えようと思ってます
Tさん
へぇ~そうですか
まつもと
 あの…何日にしようとか、◯月の第何週目にしようとか…ないですか?
Tさん
そうっすねー、たぶん松本さんが考えている時期よりは早くに出すと思います
まつもと
 分かりました。ではこちらは*日か▲日で検討して決めます!

ありがとうございました。

 

 

みたいな感じで、なぜか担当者なのにも関わらず「よくわかんない」とシラを切られ、建設的な会話ができない状態でした。

 

三往復くらいの会話で終わるはずが、こんなにかかるんです。

 

 

自分の同僚の「あいつらに負けたくない」心情の結果

とはいえ、私が属している方の会社にも、同じように敵対心丸出しの人がいました。

 

同僚
あっちの会社のTには負けてほしくないんだよ、お前の本の方がしっかり内容も書けてるし

 

まつもと
 なにその個人的な心情。Tさんに負けたくないから私を使ってるだけじゃん。これで褒めてるつもり?なんも嬉しくねぇ~

 

 

 

同僚
こっちの本が売れまくるようにして、いつかあっちの「****誌」を潰したいんだよな~
まつもと
 は?この本を発売する目的ってそれなの?読み手のこと考えてる?

 

 

このように、本を売る目的がすべて、系列会社へのライバル心に関連していました。

 

もちろん、ライバル心を持ってモチベーションを保つのって悪くはないと思います。でも、彼らは方向性が完全におかしいし、お互いが維持張ってるから「読者の立場に立ったベストな内容の本」を作ろうと考えていません。

 

続きは次回

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です