幻冬舎・箕輪厚介さんのこのツイートを見て、ふと思いました。
幻冬舎の私がマガジンハウスを覆ってる! pic.twitter.com/bxMQEWv4b2
— 箕輪厚介(アジア進出)死ぬこと以外かすり傷 (@minowanowa) December 27, 2018
世の中で注目されているもの、読み手のことを考えた本は、変なライバル心や維持を超えて共有されるべきだと。
そして、変なライバル心は、本来の「本」を届ける目的と大きく外れている、と。
出版社勤務時代の、謎の「ライバル心」の実情
系列会社への敵対心の結果、殺し合うことに
私が勤務していた会社では、系列会社としての出版社が別でありました。
年ごとの売り上げも、最終的には2つの会社の数字を合算しています。
でも、特に勤務が5年以上経過している人たちは、お互いの会社をかなり敵対視していました。
発売する本のジャンルやテーマ、発売時期が被ってしまうこともしばしばありました。2社の風通しがよくないから、お互いに企画内容を内緒にして進行し、発売日がダダ被り。
同じような本が同時期に出てしまうから、売り上げを殺し合っていました。
秘密にしすぎて、効率的な会話ができない現象に
毒舌かもしれませんが、私はそんな低レベルな戦いをしたくないので…
系列会社に「被り防止」目的で連絡を入れたことが何度もあります。
でも、相手は敵対心を持っているので、全く会話が成り立ちませんでした。
(担当者なのに…なぜ?そんなに教えたくないのか…)
他にもフィーチャーすべき話題があるので、被ってるなら読者の需要を考えつつ再考したいです
ありがとうございました。
みたいな感じで、なぜか担当者なのにも関わらず「よくわかんない」とシラを切られ、建設的な会話ができない状態でした。
三往復くらいの会話で終わるはずが、こんなにかかるんです。
自分の同僚の「あいつらに負けたくない」心情の結果
とはいえ、私が属している方の会社にも、同じように敵対心丸出しの人がいました。
このように、本を売る目的がすべて、系列会社へのライバル心に関連していました。
もちろん、ライバル心を持ってモチベーションを保つのって悪くはないと思います。でも、彼らは方向性が完全におかしいし、お互いが維持張ってるから「読者の立場に立ったベストな内容の本」を作ろうと考えていません。
続きは次回
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