今日は、その中で、ちょっと驚かされたメールの内容を紹介します。
もう時効ってくらい昔のことだし、そこまで珍しいことではないので公開することにしました。
ライター志望の方は反面教師にしてもらえたら嬉しいです!
ライター応募者からの、よくあるメール
誤字が多い、基本的な言葉が使えていない
まず、そもそもメールの中に誤字が多い人が結構います。

メールの件名に「○○(媒体名)ライター規模の***です」って来た時はびっくりしました。
気づくのに、ちょっと時間がかかりました。
1箇所程度のミスだったら多めに見るのですが、だいたいこういうかたは、内容にも不備があります。
ほかにも「******なところに魅力されました」と書いてあったり、急に話が逸れて一文が200文字くらいになっていたり。
インパクトは抜群でした。
もしライター応募をしようと思う人がいるならば言いたい。
送る前に、何回も読み直して!
応募の動機やアピールポイントが曖昧
おそらく、何箇所かに応募していたり、連休で暇だから連絡してみたり…と言う人ってすごく多いと思うんです。
もちろんそれは別にいいのですが、その感じが思いっきりメールにも出てしまっている人がいます。

- 「Aというサイトはこうですが、貴社のサイトは〜」といった言い回しが多い
→Aのサイト、すごい好きなんだろうな。受けてるのかな。それとも落ちてこっちに来たのかな
- 「友達にもこういう内容をよく相談されるんです」と、その内容に詳しいアピールをする
→友達に相談されるレベルだとちょっとキツい。ジャンルにもよるけど、友達からの相談は珍しくないから強みにならない。そこからこういうアドバイスをして、結果、こうなった…まであったらいいのにな
- 「将来、広報の仕事につきたい」と、就きたい仕事とからめる
→じゃあなぜ、ほかにも選択肢がある中でライターを選んだんだろう?広報になるために、ほかにもした方が良いことがありそうだけど、ほかには一体どんな努力をしてるのかな?
などなど、言葉の裏にある事情を考えてしまいます。
正直、明確な目標がなければ、応募されても困ります。
また、そこまでモチベーションがないのに仕事をされると、こちらとしても「なんでこんなに投げやりに仕事をされるんだろう?」と感じてしまい、つらい気持ちになってしまいます。
できればやる気のある人と仕事をしたいので、こういう言い方をしていないか、ライター職の応募をしたことのある人は一度振り返ってみてほしいです。
送られてくると、悲しい気持ちになる「言い回し」
本業の「合間に」作業できます
↑この言葉、本当にメールに書いてありました。

もはやなめられている、煽り系のメールかと思ったのですが、そういうわけではなく、至って真面目に書かれていました。
将来就きたい仕事があって、そのために今の仕事をがんばっている。さらに、ライターをすることでもっとスキルアップになるのではないかと考えている。
だから、仕事の合間に*****(媒体名)の記事を書きたいと思う。
といった内容でした。
もうちょっと長かったですが、こんな感じです。
志が高いのかもしれませんが(?)
この言葉を使われたのはやはり悲しかったです。
と思いました。
あとはちょっと、「だから」でつながる部分の前後の説得力が足りないな〜とも思いました。
もし、ライターの仕事を副業的にやりたい人がいるなら、それ自体は悪くないです。
もしかしたら、この彼女も「なめている」と思わせようとしたのではなく「副業だから、本数はそんなに書けませんよ」と言いたかったのかもしれない…としましょう。そうしましょう 笑。
その場合は、そのまま書けば良いです。
もしお仕事ができるのであれば、本業以外の時間で執筆をするので、平日ですと2時間程度、土日ですと*時〜*時に作業できます。
こういった作業量でも可能かどうかについても、ご検討いただけますと幸いです。
そうすれば、明確に時間を把握できるので、編集者としても検討しやすいです。
○本くらいなら「余裕で」納品できます
おそらく自分を売り込むために、私、仕事できます!使えます!と言いたくて書いたことなのだと思います。
でも、なぜでしょう。この胸のもやもや。

アピールとして「仕事が早い」というのは大事かもしれません。
でも、「余裕で」は余計ですよ〜、なんですかこの言葉は。サイトを軽視されているようにしか思えなかったです…。
もし、仕事のはやさを知ってもらいたいなら、具体的な数字を出した方が良いです。
嫌味もなくなるし、明確に伝わる。
これまでに執筆した***の記事(下記URL)ですと、4,000字を*時間で書きました。
その他の作業:リサーチは*時間、画像選びは*時間です。
これで十分です。「余裕で」という言葉よりもはるかに伝わります。
ライター応募のメールは、送った全ての文が「選考対象」
今は、たくさんの Webサイトがありますし、それゆえにライターの数もかなり多いです。質もピンキリです。
もしかしたら、私が「一緒に仕事したくないな」と思ってお断りをした人たちも、どこかのサイトでは仕事をもらえているのかもしれません。
でも、媒体や編集者が違えば、感じ方もさまざま。
相手の気持ちに配慮しつつ、送った「サンプル記事」以外に、メールの文章もしっかり読まれていることを意識してほしいです。
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