幼馴染と同じアパートに住んでると「勝手に恋が始まる」なんて大間違いだ

 

ドラマのようなストーリーを妄想している人には申し訳ないです。

私は、小学校から大学まで一緒の学校だった男友達がいます。面倒だからAとしましょう。しかも、大学は同じゼミで、同じアパートの違う階に住んでいました。

この事実を話すとみんな、「幼馴染と同じアパートだなんて…恋が始まるやつじゃん!」とワクワクする。

でも、そもそも私は彼を「幼馴染」と認識していません。なんだろう、幼馴染というほど精神的な近さがないと思っているみたい。

 

とにかく、Aと私の関係は、いくら否定しても「ほんとにぃ〜?」とニヤニヤしながら疑いの眼差しを向けられるだけで、弁解する機会が得られません。

でも、本当にドラマのようなドキドキな恋愛物語は起こりませんでした。そんな、リアルな当時の生活を書いてみようと思います。

 

ドラマでありそうな「ドキドキなシチュエーション」へのアンサー

「風邪をひいたら看病に来てくれる」なんて茶番はない

小学校から一緒だった異性の友達と同じアパートに住んでいたら、風邪を引いた時はお互いの部屋に行って看病をする…。

という妄想をしたくなる気持ちはわかります。でもそんなこと起こりません。

 

そもそもアパートが同じこと自体、狙ったことではなく、それぞれの親が勝手に決めてきたアパートが同じだっただけ。

私たちの関係も、仲良しで恋愛相談をし合う「異性だけど親友☆」みたいなテンションではなかったのです。まぁ、高校の時は一緒にバンドを組むくらいの距離感ではあったけど、なんでもよく話す関係ではありませんでした。

 

なので、もともと頻繁に連絡をする関係性ではありません。となると当たり前に、相手が風邪を引いている時も、私が風邪を引いている時もお互いに気づくことがありません。

たまに大学への道のりで遭遇して「あれ?マスクしてるの?風邪?」と気づいたり、私が帰宅するときとAがバイトに行く時間がかぶって偶然アパートの敷地で遭遇して、体調の異変に気付いたり…ぐらいはありますが、だからといって看病に行くことはありません。

たいていの体調不良は自分でどうにかするし、自分がどうにもできなかったら車で30分の所に住んでいる親に来てもらいます。

 

まつもと
むしろお互いの看病を想像しただけで、なんか体がかゆくなりそうです

 

「腐れ縁とか言って、結局付き合う」なんてない

同じアパートに住んでいることは、お互いが好意を持っている証拠ではありません。住んでいるところの近さは、私たちの精神的な関係性の近さと全く関係がない。

先ほども話したように、アパートは、お互いの親が勝手に決めてきただけです。これだけみたら「なんだかんだ腐れ縁かよ」というシチュエーションまではいけそうですね。

でも、相手に好意はありません。付き合わないのは当たり前です。

 

ゼミが終わったらたま〜に帰りの時間が被ってしまい、一緒に帰ることはありましたが、アパートについたらそれぞれ「じゃあねー」とあっさり別れる。ふつうの友達と同じです。

過ごした時間が長いと、特別な存在になるわけではないんです。

 

 

…と、なんとも味気ない事実ばかり並んでいるので、いくつか良いことも書いておきましょう。

異性の友達と家が近くて良かったこと

苦手な生き物が出たらすぐ助けてくれる

私は虫などが苦手ではないので、大体の生き物は自分で対処することができます。

でも一度だけ、なんとトカゲが家の中に入ってきてしまったことがあります。どういうきっかけかはわかりませんが、ドアを開けた時に内側のドアに張り付いていたようで、そのまま知らずにドアを閉めて招き入れてしまいました。

 

トカゲをつかむことなんてできないし、かといって逃がそうとしても隙間に入って玄関の辺りにいるトカゲが自分の部屋の方まで進んでいってしまったら大変。急いでAに電話をしました。

 

まつもと
今、家にいる?
A
いるよ
まつもと
マジ?ちなみにAってトカゲ触れる?
A
触れる 
まつもと
本当?今わたしの家にトカゲが入っちゃって困ってるんだよね…。来てくれない?

 

こんな感じのやり取りで家に来てもらい、トカゲをつかんで外に逃がしてもらいました。

終わったらさっさと「助かったわ!ありがとう」と言ってさよならをします。我ながらドライですね。

 

…部屋に出てきた生き物に関して助けてもらったことは一度だけですが、この時は本当に助かりました。

不審者に遭遇したときも助けてくれる

大学の近くは細い路地が多く、若者が多いということもあり、たびたび不審者が出没するようでした。

ある日、スーパーで買い物をしてアパートに帰る時、目の前をすごくゆっくり歩くおじさん?おじいさん?のような男性が歩いていました。のろのろと遅いので、スタスタ抜かして自分のアパートの階段を上っていました。

 

私はまぁまぁ危機管理能力が高い方なので、階段の踊り場から、念のためさっき抜かしたおじさんがいないかどうか見渡してみました。すると、アパートを通り過ぎた路地から振り返って立ち止まって、じっとこっちを見上げているんです。

怖い。

そのまま階段を上って自分の部屋に歩いて行ったら「左から●番目の部屋に住んでいる子なんだ〜」とばれてしまうと思った私は、急いで階段を一階ぶん降りて、Aの部屋に向かってダッシュしました。すると、通路の反対側からちょうど鉢合わせするような形でAが歩いてきました。

どうやらちょうどバイトが終わって帰宅するところだったようです。

ナイスタイミング!

 

私は急いで話しかけます。

まつもと
ねえ今、私は振り返れないんだけどさ、あっちの道路の辺りに男の人いない?
A
いないよ?
まつもと
本当に?さっき踊り場のところまで登ったんだけど、立ち止まってずっとこっち見てたんだよ?…あっちの方にもいない?
A
(確認して)いないねぇ 
まつもと
階段の裏は?
A
(確認して)うーん。いない。

 

一通り確認してもらい、ようやく安心することができました。

 

この時は本当に心強く感じました。

結構怖かったので、なんか泣きそうでしたが、私はAに完全に心を開いているわけではないのでぐっとこらえました。そして、すごく助けてもらったくせに、さっさと「おっけー!なら大丈夫だわ、ありがとう。じゃあね」と帰宅しました。

 

自分の生命の危機を感じた時は非常にありがたかったですね。

…しかし一方でこんなデメリットもあります。

異性の友達と同じアパートで暮らしていることの弊害

友達(A)の彼女にめちゃくちゃ嫉妬される

Aにはある日、彼女ができました。彼女がAの家にいる時に、私は大学の男友達と一緒にAの家に遊びに行ったこともあります。

でもその彼女にとって私は、自分の彼氏の小さい頃から今までをずっと知っている女であり、さらに同じアパートに住んでいるという距離の近いやっかいものに思えたようです。

頻繁に連絡もとらないし、定期的に会う関係でもないけど…嫉妬の対象になるのは理解できます。

 

もしかしたら私と幼馴染の関係を疑っていたようなこともあるかもしれません。

とにかく私に対する視線が湿っぽかったです。じっとり見られる感じ。でも、じゃあ私が「Aに全く恋愛感情がないよ」というスタンスをアピールすれば良いのかというと、それはそれでダメなんです。

 

もっとオブラートに包んだ言い方をしますけど、それを直訳すると

「こんな人、好きになるわけないじゃん」ということを彼女に言う。

…冗談で言ったとしても、そんな男を大好きな彼女のこともけなすことになります。しかも、そんな暴言を冗談で言えちゃう私とAの絆みたいなものを勝手に感じとられてしまうのです。本当に難しい〜乙女心。

 

どんな行動をしてもおそらく彼女にとっては嫉妬の対象になってしまうと思ったので、あまりAと会わないようにしました。それが一番いいようです。

※「このドラマはフィクションです」は本当です。現実には起こりません

このように、昔から知っている異性の友達と同じアパートに住んでいるからといって、良い感じの恋愛ドラマにならないケースはあります。

本当に一度だって「異性」を意識した独特の雰囲気になったことはないです。…し、今そんな雰囲気を想像しただけで体中がかゆいです。笑

 

このAとは今、どういう関係なのかというと、年に1回か2回ぐらいの頻度で会う関係です。

もともとサシで会う間柄ではないので、共通の友人とスケジュールが合わせられる日に会うぐらい。でも、それぐらいがちょうどいいです。もともと恋話をする仲良しな相手ではないので、ほどよい頻度です。

大学生の時に付き合っていた彼女とも、7年ほど経った今も付き合っているようなので、今後も幸せな生活を送ってほしいです。

 

以上、「幼馴染と同じアパートに住んでいるうちに好きになっちゃった!ドラマ」への期待を全力で裏切る話でした。

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