この連休、久々に帰省しました。
「田舎暮らしをしたい。憧れる」「自然に囲まれて暮らしたい」
そういう考え、すごく分かります。東京にいると、ごみごみした空間に嫌気がさして、公園でもなんでもいいから自然を求めてしまうことってありますよね。
確かに私もそういう流れで、茨城の田舎に帰ります。
地元に帰るときは特急を使うこともあるけど、鈍行に乗ることも多い。音楽かけて景色眺めるには鈍行がちょうどいい🚉あとはある程度作業がしたかったら鈍行のグリーン車。
時間を効率よく!特急乗れ!みたいなの聞くけど、私なりに満足した時間の使い方してるからこれでよし😊
※新幹線は通っていない
— 松本紋芽(編集&ライター) (@Sta_iM) September 15, 2018
田んぼ道が増えると懐かしさと安心感が増していきます。人のごちゃごちゃした東京の空間に疲れると、やはり「田舎っていいなぁ」と思います。

でもいつも、1泊〜2泊ぐらいがちょうどいいことにいつも気づきます。
田舎は「短期滞在でいい」理由
のんびり思考で感覚が鈍る
スピード感のある仕事をしていたり、流行を追うようなジャンルで業務を進めたりする人は特に、田舎と都会の感覚の違いに気付くと思います。
もちろん世の中の動きを瞬時に追うことは、Webさえあれば田舎でもできるはできます。
でも、周囲に同じような人がなかなかいない場合が多く、その内容を話す相手も少ないです。インプットとアウトプットの場が極端に減るので、結果的に感覚が鈍ることにつながります。
コスメの新作、若者の間で急激に流行っているワードなど、すべてネットから知り得るはずなのに、周囲に流行に敏感な人が多い空間とそうでない空間とでは、やはり情報に差があります。
同志が見つかりにくく、孤立する
インプットとアウトプットの場が極端に減るということはつまり、ビジネスとしての話をできる人がリアルな生活でいないということ…。
同じベクトルを向いている人と話しているときのくせで話をしてしまうと、「よくわかんないね!」「難しそう!」という言葉だけで片付けられておしまいです。
東京の場合だと、田舎よりも多様性に寛容なので「それってどういうこと?」といったように、その知識がない人と居てもある程度話も膨らむのですが、田舎はそこまで話が進まない人が多い印象です。
「へぇ〜」の一言で、なんてコメントしたら良いかわからなくなっていることが伝わってくるので「しまった!」と同時に「話しても無駄だ」と思ってしまうこともあります。そうすると話せる人がいないので、孤立しかねません…。
(もちろん逆に、地元の話なんにも通じなくてつまんないな…と相手には思われているのでしょうけど)
田舎に住んでいたら、ライブチャットのようなもので同志と定期的に会話をして鈍らせない努力をする必要があると思います。それか、定期的にそういう人と集まるか。
逆に言ったら、それができれば田舎で心を穏やかにしながらも自分の感覚を研ぎ澄ませられる…ということです。
出かける場所はいつも「イオン」
やはり圧倒的にイベント数や娯楽施設が少ないです。人口のせいでしょうね。
先日、Peatixで「帰省がてらおもしろいイベントないかな〜」と見てみたら、ほとんど「安定男子と家庭的女子の婚活パーティー」みたいな催し物しかありませんでした。
実際、土日に気軽に行くところは
- 公園
- (イオン的な)ショッピングモール
ぐらいしか本当にありません。もう何回も出入りしているお店に今後も通い続けるしかないなんて…新鮮味が欠けるなぁー、と思ってしまいます。
先週家族と行ったショッピングモールに、次の週は友達と行くんですよ。「またか」という感じですが、そこぐらいしか行くところがないんです。
田舎は「今住むところ」じゃないのかも
田舎暮らしに憧れる人でも、自分の未来を考えたときに「今は多くの人やものに触れることが大事」「全国をアクティブに動き回る時期」だと思うのであれば、まだ田舎で暮らす必要はないと思います。
田舎に帰ると心が穏やかになって、Twitterもあまりやらない。
東京に戻るとスイッチが入って、Twitterもその他のやる気も湧く。
場所のせいにしてはいけないのかもしれないけれど、地元にいながら物事を発信するのは向いていないのかもしれない。いつか田舎に住みたいけれど、それはたぶん、今じゃない— 松本紋芽(編集&ライター) (@Sta_iM) September 17, 2018
人生は80年ありますから。
30代のころがベストになるかもしれませんし、50代に良いタイミングが訪れるかもしれません。もっと先かもしれません。
自分のベストなタイミングに動けばいいので、今、自分の人生において種まきが必要ならば田舎生活はいったん見送っても良いと思います!たまに旅行気分で訪れるのをおすすめします。
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