−「江戸名所図屏風」と都市の華やぎ− 歴史嫌いの人でも 出光美術館で開催の屏風展が楽しめる3つの鑑賞ポイント

 

先日、丸の内の出光美術館で開催している屏風展「江戸名所図屏風」と都市の華やぎに行きました。元々私は狩野派や琳派の屏風が好きなんです。

しかし、実際に屏風を鑑賞してみて、歴史が好きじゃない人でも楽しめるポイントがあったので「 江戸とか屏風とか難しそうでよくわかんない!」という人におすすめの鑑賞方法を提案したいと思います。

屏風がよくわからないけど楽しめるポイント

歴史上の人物のそっくりさんを探す

意外とそこら中にそっくりさんが転がっているので「ウォーリーを探せ!」的な感覚で楽しめると思います。

私が見つけたのは

  • 千利休 (みたいな帽子をかぶった崇高高い人)
  • 北条政子 (みたいな頭でどっしりと構える女性)
  • 徳川家茂 (のような弥生顔の人)
  • フランシスコ・ザビエル(の肖像画と同じ髪型をしている子ども)

あたりでしょうか。

 

屏風の中にも

  • 江戸の町をざっくりと俯瞰で見たように描いたもの
  • お寺や神社周辺の様子が細部までわかるように描いたもの
  • 街の日常を切り取ったもの
  • 歌舞伎の公演をメインにでかでかと描かれたもの

など多様なパターンがあるので、描かれている人は身分や年齢、性別もバラバラです。

だから「これ、友達のお母さんに似てるなー」と思えるような人も見つかるかもしれません(笑)。

ひたすら「そっくりさんめぐり」をするの、おすすめです。


おしゃれガールや奇抜ヘアに注目する

「この作者は背景を淡くし、遠近感を強調する目的もあって手前の被写体の色味を鮮やかにし〜」といった理論めいた鑑賞方法が超絶無理な人は、感覚で楽しめる部分にフォーカスしてもらいたいです。

 

髪型でいうと

  • 両サイドの髪は残してポニーテール
  • 前髪ぱっつんでロングヘア
  • ハーフアップ
  • 両サイドを残してお団子っぽい
  • ザビエル的なかっぱヘアー

など、おそらく身分や年齢などで分けられているであろう違いがあります。

 

また服装も

  • 朱色が綺麗な着物
  • ドットが緻密な淡いブルーの着物
  • 渋いグリーンで幾何学模様が個性的な着物
  • 夏の暑さをしのぐために扇いでいる上品なうちわ

など、さまざまなファッションが見られます。

 

江戸について詳しくない私は「江戸時代の服装ってこんなにも鮮やかで多種多様でおしゃれなんだ!」と感心しながら見ていました。

むしろ「えーこんなおしゃれな着物存在してたら買っちゃう!着物生活スタートするー!」と思うような、センスを感じるファッションが数え切れないほどありました。

 

おしゃれが好きな人や感覚派の人なら、この辺の観察をするだけでも十分に楽しめると思います。

 

男女がいちゃついているシーンだけを探す

江戸の日常が描かれた屏風がたくさん展示されているので、隅々まで目を配ると、男女のいちゃついている姿が描かれていることに気づきます。

  • 半透明なついたて越しに抱き合う男女
  • 家の中で互いに見つめ合いながら微笑み合う人
  • 妻に耳掃除をしてもらっている男性
  • 船から身を乗り出して、沖にいる女性2人にナンパする男性2人

 

「なーんだ、現代と変わんないじゃん」という風景が広がっていますよ。特に、船から身を乗り出して女性をナンパしている男性のニヤニヤ感といったらもう(笑)。

ここのポイントを絞って見ていくと、なんだか堅苦しいはずの屏風が、クスッと笑える存在になるはずです。

 

開催は9月9日まで。試しに行ってみて!

これまで話してきたように、

  • 歴史上の人物のそっくりさんを探す
  • おしゃれガールや奇抜ヘアに注目する
  • 男女がいちゃついているシーンだけを探す

と、歴史について相当な興味や知識がなくても楽しめるポイントがあります。

 

なんとなく暇な日、デートに誘いたいけど行く場所が浮かばない時などに、ぜひ出光美術館に寄ってみてください。

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