紙媒体をやっているとき、編プロさんを挟まずに直接デザイナーさんと連絡をとって作業することがなんどもありました。
そのなかで、とっても仕事がやりやすく、すてきなデザインを提案してくれる人と、やりとりを重ねれば重ねるほどストレスがたまるデザイナーさんがいたので、その違いを紹介します。
すてきデザイナーさん
コミュニケーションに無駄がない!掲載する情報を意識してデザインする
やりとりがスムーズで、読者のニーズに沿ったデザインをしてくれるデザイナーさんは、以下のような人でした。
紙媒体時代のすてきデザイナーさん
✅写真の比率や全体のバランスを見て見出しの置き方を提案
✅掲載する情報について調べてテイストや色味を調整
✅「明日は15時から2時間ほど連絡とれなくなります」など、スケジュールを報告
✅メールは「できました!確認よろしくです」など端的で無駄がない— 松本紋芽(編集&ライター) (@Sta_iM) August 8, 2018
写真の比率や全体のバランスを見て、見出しの置き方を提案してくれる
私が依頼したテキストの色や、写真の配置だと、デザイナーさんから見て不自然に思えるところ、現実的に配置できないようなケースがあります。
そういった場合、すてきデザイナーさんは色や配置を調整してくれます。
しかし、これはデザイナーさんをあてにして「やってくれよ」と期待してはいけません。
丸投げするというよりも、こちらで「読者にこういうテンションで見てもらいたいので、この見出しとこの写真が最初に目につくようにしたいです。そのあとはここの枠のテキスト、下の写真はかざり程度です」などと優先順位をお伝えしておくことが大事。そうするとデザインを組みながら、優先順位を意識して作業してくれます。
掲載する情報について調べて、テイストや色味を調整してくれる
これはもう感動ものです。
デザインをこちらに送りつつ、メールで「この人たちは、最近お菓子やポップなピンク系のイメージで活動しているので、それとリンクするようにピンクの濃淡調整しました」と言われたらもう大好きになってしまします。感謝の気持ちしかありません。読者もその方が、イメージに沿った情報だと認識してくれるはず。
「明日は15時から2時間ほど連絡とれなくなります」など、スケジュール報告をしてくれる
こんなデザイナーさんいません。なかなか。
入稿データの手配や、どこかのページのデザインアップを必ず16時までにほしいと思っていた場合、これを聞いて「じゃあ今日中に修正内容送るので、優先的に作業して、15時までにください」などと指示できます。
教えてくれればそれまでの自分やデザイナーさんの作業を効率的にできます。
「あれ?すぐ直せる修正送ったのに、もう2時間も音信不通だ…。確認のメール送ろうかな?電話入れようかな?それとももう少し待つ?」と無駄にやきもきする時間もなくなります。
メールは「できました!確認よろしくです」など端的で無駄がない
毎日なんども送りあっていればこれで問題ないです。
こちらも
「すみません!P8~12だけ修正お願いします」
「確認しました!おっけーです、入稿データ18時までにください」
ぐらいのメールです。メールの文章で悩むくらいなら、デザインで悩んでほしいです。
変に「お手数おかけし誠に恐れ入りますが」とか書いている時間が無駄です。
ストレス高めデザイナーさん
レスポンスはずぼらで、「考える」作業がおっくう?
やりとりに手間やストレスがかかり、帰宅してからもどんよりとした気持ちにさせられるデザイナーさんは、以下のような人です。
紙媒体時代のストレス高めデザイナーさん
✅質問や確認がなく、置き方が不明なところはとりあえずやっつけ感満載
✅「こういう枠」というと、参考素材をそのまま模造する
✅依頼した内容をしれっと無視して、指摘されないことを狙っている
✅連絡がとれない— 松本紋芽(編集&ライター) (@Sta_iM) August 8, 2018
全てが、すてきデザイナーさんと逆です。
もう、デザインや誰かと仕事をすることにモチベーションがなく、最小限の作業と熱量で「こなそう」としているように感じました。
そして、「20代の女」に「命令」されることがとにかく嫌なようです。他のスタッフも女性は同じような対応をされました。男性だと穏やかに会話をします。
私が何を言っても、どんな言い方をしても高圧的で聞く耳を持とうとしてくれませんでした。
私も若かったので、至らぬ点があったと反省する部分はありますが、そういう人なんだと割り切って仕事をするしかありませんでした。二度と発注はしなくなりましたが…。
やっぱり気持ちよく仕事がしたい!
仕事は、好きな人とやって、楽しみたいですよね。
だから私も、これから出会うデザイナーさんはぜんぶ「すてき」な方がいいです。
そして、相手にも「すてき」だと思われるように技術を磨いていきたいですね。
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