最近働きはじめた会社には、頭のきれる上司がいます。私の直属の上司です。その人の下で働いていると「仕事ができる人ってこういうことか」と気づく点がいくつもありました。
近くで見ている私ならではの気づきをお伝えします。
部下を持っている責任者という立場の人に、特に読んでほしいです。
とにかく即レス
私の20倍ぐらいの数の会議が入っている上司ですが、いつslackで連絡しても、5分以内、遅くとも30分以内には返事がきます。上司はジャンルの違ういくつもの事業に携わっていますが、その会議を進行しながら、合間を見て私の相談に乗ってくれているようです。
業務の確認やものごとの共有がすぐできるので、作業が滞ることがありません。
そして、上司への確認が早急にできれば、その後連絡を入れるべき人にも即レスでき、トータルで業務がスピーディーに進みます。
会議は時間で区切る
1時間や30分単位で会議を設定していて、時間が来たらほぼ確実に終わらせます。
ゴール(時間)があるので、その中で進行をスムーズにして、結論を出すところまでやり抜く流れを作っています。
みんなでパソコンとにらめっこしながら終わりのない会議をするよりも、他にやるべき業務をしたり、自分で調べて作業を進めたりしたほうが確かに効率的ですよね。
もちろん、結論まで出すためには事前の資料作成や論立ては必要です。でも、準備さえすれば、あいまいな根拠や説明をだらけで中身のない会議をすることも避けられます。
感情を挟まない
ものごとに関して「やりたくない」「めんどくさい」という感情がないようです。あるのかもしれませんが、そういう感情を挟まずに仕事をしているように見えます。
あいまいだから深掘りして詳しく書く、ジャンルにブレがあるから調べて確立させる…。言われてみれば確かにそうですが、余計なものがなく、至ってシンプルな思考回路です。
そこに例えば「めんどくさい」という感情が入ると、後回しにしてしまい、業務が膨らんで手に負えなくなる可能性があります。
無駄な感情を入れずに淡々とこなすことで、忙しい時間をやりくりできているんだと思います。
否定ではなく一緒に考える
Twitterにも書きましたが、「だめだ」「それはちょっと違うよ」という発言をしません。
ベンチャー企業に入って、前職とのギャップを感じたこと
✔︎否定がない
理由なく「全然ダメ」と言われることはない。「じゃあこのジャンルに限らず、みんなが何かを買おうって思うときってどんなとき?」と思考を広げる作業を一緒にしてくれる。上から目線じゃなくてともに歩んでくれる— 松本紋芽(編集&ライター) (@Sta_iM) August 2, 2018
だから、変に「上司に何て言われるかな」とビクビクする無駄な感情がなくなります。
一緒に考えていくので、よくある「上司にこうしろって言われたから」という無責任な考えも生まれません。
昔働いていた会社にこういう人はいなかったので、ささいなことかもしれませんが「否定されない」ことに感動をおぼえました。仕事のモチベーションが急に下がることがないんです。
否定されて否定されて強くなっていくもんだ!という体育会系の精神論を押し付けてほしくない20代は特に、これを上司にしてもらえるだけで、だいぶ心のストレスがなくなると思います。
そうすると、怯えることなく素直な意見や疑問を上司に言えるので、結果として、円滑な業務につながります。コミュニケーションという意味での摩擦も減るのではないでしょうか。
尊敬できる人のいいところは盗んでしまえ
これまで述べてきたように、私が「できる人だ」と思っている上司には以下のような特徴があります。
- とにかく即レス
- 会議は時間で区切る
- 感情を挟まない
- 否定ではなく一緒に考える
ぜんぶを一気にはできないかもしれませんが、「即レス」「会議を時間で区切る」はすぐに心がけてできそうですよね。私も早速上司をまねしてやっています。ここ数日間は「感情を挟まない」にチャレンジ中です。
みなさんもぜひやってみてください。
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