17歳の春、テストで高得点を取る「デキるやつ」だったはずの自分がまったく無能だと気づいた話をしよう(前編)

 

 

自己紹介がてら、挫折の話をします。

勉強熱心で先生に気に入られることが心地よかった学生時代

私は高校を卒業するまで、テストはほとんど90点台で、学校の廊下に張り出される順位表には1位の欄に名前が載っていることがよくありました。5位以内に入っていないと悔しいし、恥ずかしかったです。
高校自体は、すばらしく名の知れたところでも超進学校でもないです。地元のおじいさんおばあさんたちには「やっぱりすごいねぇ」と言われるような、どちらかというと歴史と伝統のある学校でした。

私自身は、休み時間に雑談するときはふざけてうるさい学生でしたが、授業中や勉強をするという点では、以下のような特徴を持っていました。

  • 2時間はやく登校し、自主学習をしている
  • 授業中は真面目にノートをとる
  • 授業中寝ない
  • サボるなど論外(どうやってサボるのか分からない)
  • 先生に指されない限り発言はしない
  • 指されて分からなくても、なかなか「分かりません」と言えず黙る
  • 分からないことが嫌なので、苦手な数学は特に予習を念入りにする
  • テスト勉強は「理解しているか」よりも「点数がとれるか」重視

このように、一見真面目にものごとに取り組んでいるように見えて、実は「テストの点数」「順位」で自分のプライドを保っているような状態でした。同級生に「頭のいい人」と思われるために必死でした。

 

地元の国公立大学に入学。周囲から褒められる

そんなこんなで黙々と勉強を続け、地元の大学に合格します。

掲示板に名前があったとき、親はとっても嬉しそうでした。眉毛がハの字になるような、泣き顔にも近い表情だったと思います。

親戚からもとにかく褒められ、近所の人にも(金銭的な意味で)よく「国公立なの?親孝行だねぇ」と言われました。

 

いざ入学。「自由に授業を選べる」環境で思考停止

いよいよ入学し、カリキュラムの説明を受けます。隣には高校が同じだった女の子が一緒です。

説明によると、私が人文学部でも、理系の講義をいくつかとらないといけないようです。そして、私の所属する科と異なる学科を受けても単位がとれるシステムだということも分かりました。

もろもろの説明を終えて、「じゃあ明日までに決めてきてください」といったアナウンスをされます。

高校生までは時間割が決まっていたし、何かを選ぶときは友達がどうする予定なのかを確認して検討していたような人だったので、「ひとりでなにかを決断する」ということに激しい抵抗感を感じました。

まわりの人はどうするのかな?私が受けたいと思っている講義のことを、友達に「微妙wwwww」と思われたらどうしよう

と、周囲のことばかり気にしてビビっていましたし、講義を選んで、受講する教室に行ったときに「仲良しの子がいなくてひとり」という状況にもおびえていました。「ひとりぼっち」が恥ずかしいと思っていたので、それを私のプライドは認められなかったわけです。

 

そして、カリキュラムの説明が終わって解散になると、高校が一緒だった友達とも別れ、ひとりになります。

一人暮らしをしているから、まだ明るい昼間に帰宅しても寂しいだけです。大学の敷地のベンチでひとりぼーっとしながら、「なにか面白いこと起きないかな」と思っていました。思っているだけでした。

 

同じ学科の人は200人。「誰とでも仲良くなれる」はずが友達ゼロ

授業は結局、自分の興味のあるものと、友達と一緒に受けられるものをミックスさせて選びました。

他の大学では、学科のなかにさらにクラスが設けられていて、クラスメイトと毎日会ううちに自然と仲良くなっていくケースがあるようです。でも、私の大学はクラス制度がありませんでした。

もともと200人いる学科の人たちが、自由に選んだ講義を受けるため、毎日顔を合わせるなんてことはほとんど起こりません。広〜〜〜〜〜〜〜〜い講義室にうじゃうじゃと人がやってきて、それぞれが空いている席に座ります。

この講義はひとりで受講するため、授業初日はもちろんひとりで席につきます。隣同士になっている人が、初めましてのあいさつをして、友達になっていく様子を目の当たりにします。

「私の横にもだれか来ないかな」「前の席の人が振り返って話しかけてくれないかな」。そう強く思っているだけでなにも行動を起こさず、ひたすら話しかけるのを待っています。

だれも話しかけてきません。

 

「なんで誰も話しかけてこないの?」と本気でまわりのせいにしていた

次の週も、その次の週も、ひとりで受講する授業はずっと友達ができませんでした。ちょっと笑顔にしたほうが話しかけられやすいのかな、と思って微笑みを意識したときもあったし、暇そうにスマホをいじってアピールしていたときもありました。

でも、本当にだれも話しかけてこない!

当時の自分は本気で「なんで誰も話しかけてきてくれないの?」「同じ科の人たちってなんか冷たい」と本気で思っていました。

自分に問題があるなんてもちろん思っていません。もしかすると、プライドがそう自覚することを無意識にブロックしていたのかもしれません。

 

大学生活が楽しくない

そのまま1ヶ月、2ヶ月と月日を重ね、友達と楽しくタコパするなんていうこともない無味無臭の生活を送ります。

大学生活がまったく楽しくありません。

高校時代の友達と、その友達が連れてきた友達を除いてはちゃんと話すような人もいないので、大学に行っても孤独だし、帰宅しても孤独です。

仲良くなって楽しそうに話している人を見かけたり、集まってなにか予定を立てる姿を目にしたりするのも苦痛で「なんで自分だけ?」と悲観的になっていました。もちろんこんな状況になっていることは、プライドが邪魔して親にも言えません。

でも、さすがに少しずつ、自分が何もしていないことに気づきはじめます。そして自分が嫌になり、なにもかも投げ出したくなってしまいました。

 

ご覧の通り、入学して1〜2ヶ月の間「なにもしない」をしていた

このように、どんどん自分で自分を追い詰めていた私ですが、今振り返ると本当にアホです。なんで自分から動かないの?バカすぎ!と蹴り飛ばしたくなります。

念のため数ヶ月の学生生活でしたことを列挙しておきます。

  • 前の席の人を見つめて「振り返って話しかけて」と念を送っていた
  • 話しかけられやすいように暇アピールをしていた
  • あまりに友達ができないので「まわりの人冷たすぎる」と心の中で半ギレ
  • 授業が終わったらわけもなく敷地をブラブラお散歩
  • 自炊をして心を落ち着かせる

 

とても恐ろしく無駄な時間を過ごしていましたが、まだ暗い学生生活は続きます。

 

長くなりそうなので、次回にでも続きを書きますね。

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